コミュニティからコメントを受け付けるために投稿される、 IDNC Working Group の中間レポートについて議論するためのドラフト

Date
30 March 2008

 

これは、 IDNC Working Group (IDNC WG) の中間レポートについて議論するための最初のドラフトであり、 ICANN コミュニティからのコメントを受け付けるために公開するものです。 このドキュメントは IDNC WG によって承認されたものではないため、一般からのコメントを受け付けている間も、 IDNC WG のメンバーは引き続きコメントを提供します。

IDNC WG には、インターネットのセキュリティと安定性を継続的に確保しつつ、適切なタイミングで、 ISO 3166-1 の 2 文字コード (ISO 3166-1 のオフィシャル コード リストと予約された ISO 3166-1 コード要素のリストの両方 ) に関連づけられた、限定数の確定した IDN ccTLD を導入できる実現可能なメソッドを策定および報告するための権限が、 ICANN の理事会から与えられています。さらに、 IDN ccTLD に関する全般的なポリシーも策定されます。

IDNC WG は、 ( 限定数の IDN ccTLD の導入に関する ) 実現可能なメソッドを策定することのみを目的としています。現時点で問題に関するレポートが準備されている IDN cc ポリシー策定プロセス (ccPDP) によって策定されたポリシーは、こうしたメソッドには盛り込まれません。

IDNC WG は、その設立綱領に基づき、実現可能なファースト トラック メソッドを検討する際に、次の項目について考慮する必要があります。

  • DNS のセキュリティと安定性を確保するための包括的な要件
  • IDNA 規約への準拠
  • IDN の実装に関して技術コミュニティから寄せられるコメント / アドバイス
  • 現在の ccTLD の委任方法

初期レポートのドラフトで示したとおり、ファースト トラック アプローチを実行するには、このレポートで説明されている 2 つの固有メカニズムが必要となります。

1. IDN ccTLD 文字列の選択に関するメカニズム ( レポートの第 3 項を参照)

2. IDN ccTLD マネージャの指名に関するメカニズム ( レポートの第 4 項を参照 )

このレポートの目的は、 2 つのメカニズムを開発する際に考慮する必要のある、 IDNC WG によって特定されたトピック /問題について、コミュニティに通知 /報告すること、およびコミュニティからのコメントを受け付けることにあります。 これらのレポートやコメントは、ファースト トラックの次のフェーズで新たなメカニズムを構築および提案する際に使用されます ( 中間レポートのスケジュールについては、レポートの第 5 項を参照してください ) 。 前述したように、ファースト トラックの成果に ccPDP は盛り込まれません。 ファースト トラック メカニズムに関して提起されたすべての問題 / トピックは、 ccPDP においても提起されています。 したがって、ファースト トラックの目的のために実現されるソリューションは、できるだけ範囲を限定する必要があります。

このレポートに関するコメントは、 2008 年 4 月 25 日までにメール (idn-cctld-fast-track@icann.org) でお送りください。 寄せられたすべてのコメントのアーカイブを http://forum.icann.org/lists/idn-cctld-fast-track/ で公開する予定です。